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判事の家 松川事件その後70年

増補版

コールサック小説文庫

出版社名 コールサック社
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-86435-325-0
4-86435-325-5
税込価格 990円
頁数・縦 271P 15cm
シリーズ名 判事の家

商品内容

要旨

頬にあざのある亜里沙は、松川事件で最後まで頑なに有罪説を主張したS坂益夫の孫娘。父の法雄は亜里沙に愛情を注ぐ一方、公害裁判企業側弁護士として忙殺されながら、二重生活を送っていた。法雄の愛人・中川早雪の父は、親友のため松川支援活動に身を投じ早くに病死していた。早雪は法雄の不義と不正を亜里沙に伝え、家庭を崩壊させ、復讐を果たそうとする。亜里沙と早雪の愛憎の行末は…。その他に第71回小説現代新人賞、ベトナムからボートで逃れてきた姉妹の過酷な運命を描く「月のない晩に」も収録。

著者紹介

橘 かがり (タチバナ カガリ)  
東京生まれ。早稲田大学第一文学部西洋史学科卒業。2003年「月のない晩に」で『小説現代』新人賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)