• 本

EUの揺らぎ

出版社名 勁草書房
出版年月 2018年2月
ISBNコード 978-4-326-30265-9
4-326-30265-8
税込価格 4,400円
頁数・縦 256P 22cm

商品内容

要旨

EUは危機にいかに立ち向かうのか。ギリシャに端を発する金融危機、イギリスのEU離脱、移民・難民、テロ等の諸問題、EU懐疑主義の台頭に対しEUは結束を維持できるか、法・政治・経済の観点から検討する。

目次

第1部 混迷するEU法体系(EUの回復力
EU市民権概念をめぐる収斂と揺らぎ
EU民事司法協力と国際商事仲裁―国際仲裁の“localisation”と“d´elocalisation”
EUを揺さぶる法的原理としての民主制―英国のEU脱退を1つの例に)
第2部 転換期にあるEU政治(「ドイツのための選択肢」と欧州懐疑主義
EUの移民政策―政治と文化の絡み合い
EUと域外紛争―開発・安全保障の結合という視点から
EU対外政策の将来)
第3部 停滞するEU経済(ユーロ圏経済の長期停滞の可能性について―2000‐2016年
EUの銀行同盟―金融的安定という観点から見た意義と課題
ギリシャ経済危機の原因―危機は終わったのか)

おすすめコメント

揺れ動くEUの未来はどうなるのか。さまざまな試練に直面するEUの現在を法・政治・経済の各分野の専門家が読み解く学際的研究。

著者紹介

井上 典之 (イノウエ ノリユキ)  
神戸大学大学院法学研究科教授
吉井 昌彦 (ヨシイ マサヒコ)  
神戸大学大学院経済学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)