「女性婚」を生きる キプシギスの「女の知恵」を考える
出版社名 | 神奈川大学出版会 |
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出版年月 | 2018年2月 |
ISBNコード |
978-4-906279-15-9
(4-906279-15-5) |
税込価格 | 2,750円 |
頁数・縦 | 238P 21cm |
商品内容
要旨 |
南西ケニアの農牧民であるキプシギス民族の伝統的な慣行である「女性婚」(woman marriage:女性同士の結婚)―「男性/女性」の区分も実体よりもむしろ範疇だとする認識に立脚し、夫・妻・父親の概念さえも相対化して、跡取り息子のいない女性の老後の福祉を実現してきた。前著『「統治者なき社会」と統治―キプシギス民族の近代と前近代を中心に』に続き、本書では「女性婚」等、「結婚」に類似する諸制度を核に、キプシギスの一見奇異なジェンダーの諸相を内側から記述・分析し、その文化に固有な社会的な意味を掴み出す。 |
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目次 |
第1章 性と「人間」という論理の彼岸 |