奇譚ルーム
出版社名 | 朝日新聞出版 |
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出版年月 | 2018年3月 |
ISBNコード |
978-4-02-331659-1
(4-02-331659-8) |
税込価格 | 1,078円 |
頁数・縦 | 244P 19cm |
書店レビュー
総合おすすめ度:
全1件
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大人も子供も関係ない!本格ミステリ作家入魂の一冊!
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おすすめ度
- うつのみや上林店 (石川県野々市市)
主人公のぼくはある日突然SNS”奇譚ルーム”に招待された。ログインすると自分を含めて10人の招待者が集まっていた。皆、変わった話(奇譚)が好きだという以外に共通点はない。
ルームの定員は10人。この中にホストがいるはずだが全員がそれを否定した。皆がいぶかしんでいると「わたしがこのルームのホスト、殺人者(マーダラー)だ」という声が響き渡った。そしてこれから一人ずつ話をして面白くなかったら殺すという。
リアルではないオンライン上で殺すって?
しかし殺人者はオンラインにいながらリアルに殺害を続けていった。
マーダラーは誰なのか。何のためにこんなことをしているのか。ぼくは生き残ることができるのか。
児童書の形をしていても本格謎解きミステリ小説として切れ味鋭く読者に迫る、はやみねかおるさんの渾身の一冊です!面白かった!(2018年5月18日)
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商品内容
要旨 |
ぼくが招待されたのは、SNSの仮想空間「奇譚ルーム」。ぼくをふくむ10人のゲストが、奇譚‐不思議な話‐を語りあうために集まった。そのとき突然、発言主不明のふきだしが現れる。「わたしは殺人者。これから、きみたちをひとりずつ殺していくのだよ」殺人者とはいったいだれなのか?死の制裁にはなんの目的があるのか?衝撃のラストがきみを待っている! |
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出版社・メーカーコメント
「都会のトム&ソーヤ」シリーズや 「名探偵夢水清志郎」シリーズ(いずれも講談社)のベストセラー作家、 はやみねかおるがヤングアダルト向けに書き下ろしたミステリー。 舞台はSNSの仮想空間「ルーム」。 ここはホストがテーマごとにルームを設定し、ゲストを招待する。 主人公の“ぼく"が招待されたのは、奇譚マニアのルーム。 奇譚とは「不思議な話」のことだ。 そして、このルームの目的は、一人ずつ自分が知っている奇譚を披露すること。 “ぼく"以外の参加者は、探偵、人形遣い、遊民、先生、マンガ家、アイドル、新聞記者、ヒーロー、少年、そして、マーダラー(殺人者)――。 「私はマーダラー。これから一人ずつ殺していくのだよ。」 マーダラーいわく、「ルーム」内の死は、現実の死とシンクロしている。 マーダラーとはいったい誰なのか? 招かれた10人への死の制裁には何か目的があるのか? バーチャルの世界と現実の境目が溶けていく心理ミステリー。