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ナチズムに囚われた子どもたち 人種主義が踏みにじった欧州と家族 上

出版社名 白水社
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-560-09618-5
4-560-09618-X
税込価格 5,280円
頁数・縦 384,27P 20cm
シリーズ名 ナチズムに囚われた子どもたち

商品内容

要旨

「ヒトラーの子どもたち」の教化あるいは排除。「子どもは国民の最も貴重な宝」という『わが闘争』の宣言の一方で、無数の子どもたちを巻き込んだ惨状と「人種的に望ましくない」人々への迫害が横行する世界。戦争の脅威とヒトラーの人種主義が子どもたちと家族に課した過酷な処遇を、“全米批評家協会賞”受賞の歴史家が包括的に論じる。

目次

第1部 完全無欠のナチの創造(優生学の応用
不適格者の排除
支配人種の増殖
世界新秩序を担う者の教育
ヒトラーの子どもたち)
第2部 避難所を求めて(閉ざされた脱出口
子どもたちの救出)
第3部 ナチズムの世界化(良質な血
悪質な血)

おすすめコメント

ナチ支配下のヨーロッパにおいて、ヒトラーの人種主義が子どもたちに課した過酷な処遇を、膨大な史料に基づいて包括的に論じる。

著者紹介

ニコラス,リン・H. (ニコラス,リンH.)   Nicholas,Lynn H.
米国コネティカット州生まれ。大学では歴史(ヨーロッパ近代史)を専攻し、オックスフォード大学から文学士の学位を得る。1994年出版のThe Rape of Europa:The Fate of Europe’s Treasures in the Third Reich and the Second World War(『ヨーロッパの略奪 ナチス・ドイツ占領下における美術品の運命』白水社、2002年)は、ナチ・ドイツによる第二次世界大戦中の美術品略奪と連合国による奪還を扱い、同年の“全米批評家協会賞”を受賞、1999年にフランスのレジオン・ドヌールを授与され、八か国語に翻訳される
若林 美佐知 (ワカバヤシ ミサチ)  
ウィーン大学博士課程哲学・自然科学部史学専攻修了、哲学博士(Doktorin der Philosophie)。お茶の水女子大学大学院人間文化研究科比較文化学専攻博士課程修了、博士(人文科学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)