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抒情詩集

ロス・クラシコス 10

出版社名 現代企画室
出版年月 2018年3月
ISBNコード 978-4-7738-1802-4
4-7738-1802-6
税込価格 3,520円
頁数・縦 301P 20cm

商品内容

要旨

17世紀後半、スペイン植民地時代のメキシコ。天賦の詩才に恵まれたソル・フアナは、主体的な生き方を貫くために、あえて修道女となった。男性優位の価値観が支配する社会にあって、教会権力からの抑圧にもさらされながら、女性の自立を求めてなされた文学的達成の精華!

目次

読者への序
恋愛詩
慶弔詩
諷刺詩・滑稽詩
宗教詩
哲学詩・道徳詩

訣辞

著者紹介

デ・ラ・クルス,ソル・フアナ・イネス (デラクルス,ソルフアナイネス)   de la Cruz,Sor Juana In´es
1651‐1695。スペイン植民地時代のラテンアメリカ文学を代表する詩人。ヌエバ・エスパニャ副王領(現メキシコ)の首都近郊の農園に3人の婚外子の末子として生まれる。天賦の詩才と該博な知識をもって知られ、才色兼備の侍女として副王妃に仕えた後、知的で主体的な生き方を守るために修道女となる。女性作家に対する社会の嫉妬や偏見、高位聖職者との軋轢に苦しむ一方で、当時3巻にまとめられた作品集は、新古典主義を迎えるまでの約40年間ベストセラーを誇った
中井 博康 (ナカイ ヒロヤス)  
1970年愛知県豊川市生まれ。東京外国語大学大学院地域文化研究科博士後期課程単位取得満期退学。津田塾大学学芸学部国際関係学科准教授。16世紀から17世紀のスペイン語文学、特にソル・フアナ・イネス・デ・ラ・クルスを中心とした植民地時代のラテンアメリカ文学を研究対象とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)