• 本

バウムテスト

出版社名 金剛出版
出版年月 2018年4月
ISBNコード 978-4-7724-1619-1
4-7724-1619-6
税込価格 3,520円
頁数・縦 297P 21cm

商品内容

要旨

バウムテストを使うには、その本質を理解し、正確な解釈法を学び、実践の場で迅速に、かつ的確な判断をつけなければならない。本書では、第1・2章で文献展望を行い精神医学史研究まで踏み込み、第3章ではテスト実施方法と解釈について、描画の観察やさまざまなサインの組み合わせから検討することを述べている(サインにはそれぞれの心理学的意味があるが他のサインとも照合してみる必要がある)。第4章では、バウムテストとそれ以外に実施した描画全般から、心理学的な意味について論じ、第5章では木の象徴性について、第6章では実際に行った症例について報告している。この本で、バウムテストを読むことができるようになるだろう。だが、バウムテストだけでなく、生育歴・問題行動の記録・他の投影法検査など、他のデータも集め、人を観察する目を養うことが大切である。

目次

第1章 文献展望
第2章 臨床的研究
第3章 ルネ・ストラの方法とその応用
第4章 バウムテストの一般的な描画への応用
第5章 木の象徴性
第6章 治療における描画テストの用い方とテストバッテリーの比較研究

著者紹介

阿部 惠一郎 (アベ ケイイチロウ)  
早稲田大学文学部フランス文学科卒業。慶應義塾大学大学院フランス文学専修中退。東京医科歯科大学医学部卒業。茨城県立友部病院、国立武蔵野学院、八王子刑務所、千葉刑務所、創価大学教育学部教授を経て、あべクリニック院長。2000年、人事院在外派遣研究員(フランスにおける薬物依存症者の治療処遇に関する研究)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)