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ポジティブ精神医学

出版社名 金剛出版
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-7724-1632-0
4-7724-1632-3
税込価格 8,800円
頁数・縦 394P 22cm

商品内容

要旨

ポジティブ精神医学の支柱は、ポジティブな感情(Positive Emotion)、エンゲージメント(Engagement)、良い関係(Good Relationships)、意味(Meaning)、達成(Accomplishment)を追求する、というPERMAモデルである。上記の介入を行いながら、ウェルビーイングを目指すものであるが、ウェルビーイングは主観に基づくものであり、全貌がよくわからない。本書では、客観的に測定可能な結果(死亡率が減り寿命が延びるなど)を裏付け、ウェルビーイングを目指したポジティブ精神医学の介入が精神医学の実践、教育、および研究の中心的構成要素になることを目指す。

目次

はじめに:ポジティブ精神医学とは何か?
第1部 ポジティブな心理社会的要因(ポジティブな心理的特性
レジリエンスと心的外傷後成長 ほか)
第2部 ポジティブアウトカム(精神疾患におけるリカバリー
ウェルビーイングとは何か? ほか)
第3部 ポジティブ精神医学における治療介入(ポジティブな精神療法的・行動的介入
支持的療法と精神力動的療法におけるポジティビティ ほか)
第4部 ポジティブ精神医学における特別なトピックス(ポジティブ精神医学の生物学
ポジティブ児童精神医学 ほか)

著者紹介

大野 裕 (オオノ ユタカ)  
一般社団法人認知行動療法研修開発センター理事長。日本ポジティブサイコロジー医学会理事長。ストレスマネジメントネットワーク代表。1950年、愛媛県生まれ。1978年、慶應義塾大学医学部卒業と同時に、同大学の精神神経学教室に入室。その後、コーネル大学医学部、ペンシルバニア大学医学部への留学を経て、慶應義塾大学教授(保健管理センター)を務めた後、2011年6月より、独立行政法人国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センターセンター長を経て、現在に至る
三村 將 (ミムラ マサル)  
慶應義塾大学医学部精神・神経科学教室教授・教室主任。日本ポジティブサイコロジー医学会理事。1984年、慶應義塾大学医学部を卒業し、同大学の精神神経科に入局。ボストン大学医学部行動神経学部門への留学、昭和大学精神医学教室助教授を経て、2011年より現職。現在、慶應義塾大学病院副病院長、ストレス研究センターセンター長、漢方医学センターセンター長、百寿総合研究センター副センター長を兼任している。日本高次脳機能障害学会理事長、日本精神神経学会理事、日本うつ病学会理事、日本神経心理学会理事、日本老年精神医学会理事、日本認知症学会理事、ポジティブサイコロジー医学会理事などを務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)