• 本

よくわかる!短期療法ガイドブック

新版

出版社名 金剛出版
出版年月 2018年8月
ISBNコード 978-4-7724-1634-4
4-7724-1634-X
税込価格 2,860円
頁数・縦 239,5P 19cm
シリーズ名 よくわかる!短期療法ガイドブック

商品内容

要旨

短期療法は専門家中心的解釈を優先しない、クライエント・ファーストの心理療法です。本書で著者らは、悪循環を切る「MRIアプローチ」と良循環を拡張する「ソリューション・フォーカスト・アプローチ」の短期療法の二つのいいところを統合した「表裏のアプローチ」を提唱しています。自殺企図、パニック障害、気分変調性障害、摂食障害、脱毛に悩む青年や不登校、家庭内暴力など、豊富な事例を挙げ、「ミラクル・クエスチョン」や「言葉の使い方」「ユーモア」「リフレーミング」「逆説介入」「課題の提示法」など、セラピーに用いられるさまざまなコミュニケーション・テクニックを紹介し、短期療法をわかりやすく解説します。新版では、近年の展開である、悲嘆やPTSD様反応に対する短期療法に基づく、ステップ1(ノーマライズ)、ステップ2(do more&コンプリメント)、ステップ3(リフレーミング&パラドックス介入)のスリー・ステップス・モデルを紹介します。

目次

第1章 短期療法(ブリーフセラピー)とは
第2章 短期/家族療法を理解するために
第3章 短期療法“表裏のアプローチ”
第4章 治療的会話法
第5章 介入課題の出し方・使い方
第6章 短期療法テクニックの研究
第7章 短期療法の展開

著者紹介

若島 孔文 (ワカシマ コウブン)  
2000年東北大学大学院教育学研究科博士課程修了、博士(教育学)、臨床心理士、家族心理士、ブリーフセラピスト(シニア)。現在、東北大学大学院教育学研究科准教授、日本ブリーフセラピー協会研究員制度チーフトレーナー、『International Journal of Brief Therapy and Family Science』編集委員長、International Academy of Family Psychology(国際家族心理学会)副学会長、日本家族心理学会常任理事、日本カウンセリング学会『カウンセリング研究』編集委員、日本心理臨床学会代議員、海上保安庁第二管区・第三管区心の健康対策委員、仙台市教育委員会学校生活支援巡回相談員他
長谷川 啓三 (ハセガワ ケイゾウ)  
1979年東北大学大学院博士課程修了、1983年教育学博士、臨床心理士。現在、東北大学名誉教授(臨床心理学)、日本家族心理学会理事、Mental Research Institute日本代表、日本ブリーフセラピー協会代表、日本家族カウンセリング協会役員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)