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現象学入門 新しい心の科学と哲学のために

出版社名 勁草書房
出版年月 2018年7月
ISBNコード 978-4-326-10268-6
4-326-10268-3
税込価格 3,630円
頁数・縦 293P 21cm

商品内容

要旨

フッサールから現代の身体性認知科学へ―。現象学という思想的潮流は、心の科学とどう結びついて展開してきたのか。明晰な論述スタイルで、心理学や認知科学との関係に重点を置きつつ現象学の歴史と現代の展開を描く新しい入門書!

目次

第1章 カントとヴント―18世紀と19世紀の背景
第2章 エトムント・フッサールと超越論的現象学
第3章 マルティン・ハイデガーと実存的現象学
第4章 ゲシュタルト心理学
第5章 モーリス・メルロ=ポンティ―身体と知覚
第6章 ジャン=ポール・サルトル―現象学的実存主義
第7章 ジェームズ・J.ギブソンと生態心理学
第8章 ヒューバート・ドレイファスと認知主義への現象学的批判
第9章 現象学的認知科学

おすすめコメント

フッサールから現代の身体性認知科学へ――現象学という思想的潮流は心の科学とどう結びついて展開してきたのか。歴史と展望を示す。

著者紹介

コイファー,ステファン (コイファー,ステファン)   K¨aufer,Stephan
1969年生まれ。スタンフォード大学博士課程修了。フランクリン&マーシャルカレッジ哲学教授(John Williamson Nevin Memorial Professor of Philosophy)。専門領域はハイデガー、とくにその論理学にかんする見解、実存的な自己概念、およびカント解釈。共著にCambridge Companion to Being and Time(Cambridge University Press,2013),Routledge Companion to Nineteenth Century Philosophy(Routledge,2010)など
チェメロ,アントニー (チェメロ,アントニー)   Chemero,Anthony
1969年生まれ。インディアナ大学博士課程修了。シンシナティ大学哲学・心理学教授(Professor of Philosophy and Psychology)。専門領域は、非線形ダイナミカルモデリング、生態心理学、複雑系、現象学、人工生命をめぐる諸問題。主著にRadical Embodied Cognitive Science(MIT Press,2009)など
田中 彰吾 (タナカ ショウゴ)  
1971年生まれ。東京工業大学大学院社会理工学研究科博士課程修了。東海大学現代教養センター教授。2013〜14年・2016〜17年、ハイデルベルク大学精神社会医学センター研究員
宮原 克典 (ミヤハラ カツノリ)  
1982年生まれ。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。ハーバード大学哲学研究員(日本学術振興会海外特別研究員)、東京大学大学院総合文化研究科学術研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)