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私のティーアガルテン行

出版社名 紀伊國屋書店
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-314-01163-1
4-314-01163-7
税込価格 2,970円
頁数・縦 301P 20cm

商品内容

要旨

北九州に生れ育ち、ベルリンのティーアガルテンで「生涯という迷宮」への豊かな啓示を享けた詩人が、幼少時からの教えの庭を追懐しつつ、紙と版への思考を軸に「世界へ踏み出す少年」のみずみずしい感覚を綴りきった自伝的エッセイ。

目次

世界へ踏み込む少年
はじめての本づくり
詩のつもりではなかったこと
三人の肖像
レンズの狩人
烏森様のこと
百獣のユニフォーム
仕込まれた歌
思い出のハスキー・ヴォイス
先生がたの文彩
上級生たちの光彩
美術の先生とその先生
魚町、鳥町、けもの町
常盤橋の小屋
京都の偶然
映像の葬儀一九七〇年
獣苑の恩師
郵便とともに
物置小屋の方へ
本のこと、世界のこと

著者紹介

平出 隆 (ヒライデ タカシ)  
1950年福岡県生れ。詩人・作家、多摩美術大学図書館長・教授。主要著作:詩集『胡桃の戦意のために』(思潮社、1982、芸術選奨文部大臣新人賞)、『左手日記例言』(白水社、1993、読売文学賞)。小説『猫の客』(河出書房新社、2001、木山捷平文学賞)。散文『白球礼讃』(岩波新書、1989)、『ベルリンの瞬間』(集英社、2002、紀行文学大賞)。評論『伊良子清白』(新潮社、2003、芸術選奨文部科学大臣賞)、『伊良子清白全集』(岩波書店、2003)の編纂など、伊良子清白に関する全業績で、藤村記念歴程賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)