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「大東亜共栄圏」と幻のスマトラ鉄道 玉音放送の日に完成した第二の泰緬鉄道

出版社名 彩流社
出版年月 2018年9月
ISBNコード 978-4-7791-2498-3
4-7791-2498-0
税込価格 4,950円
頁数・縦 414P 22cm

商品内容

要旨

インドネシア・スマトラ島に、アジア・太平洋戦争中、巨大鉄道がつくられていた!敗戦の日に完成したこの鉄道建設で、多くの捕虜やロームシャが犠牲になった。膨大な資料の渾身の発掘・分析と現地でのていねいな聞き取り調査により、歴史の闇に埋もれていた幻の鉄道の全貌が初めて明らかになる。

目次

第1部 「大東亜共栄圏」と鉄道(「皇国の大東亜新秩序建設の為の生存圏」
東南アジア占領地における日本軍政
「大東亜共栄圏」を打通する鉄道)
第2部 スマトラ横断鉄道(スマトラ横断鉄道建設計画
スマトラ横断鉄道建設と企業・鉄道連隊
ロームシャの惨状
現地で村の古老・二世・三世に聞く
犠牲になった捕虜
オランダ裁判・東京裁判から見たスマトラ横断鉄道建設
民間人抑留者と「慰安婦」
「大東亜共栄圏」の崩壊と敗戦後のスマトラ横断鉄道)

著者紹介

江澤 誠 (エザワ マコト)  
評論家。1949年千葉県生まれ。同志社大学法学部政治学科卒業、横浜国立大学環境情報学府大学院博士課程修了・環境学博士。スマトラ横断鉄道の調査のプロセスで、戦時下の幻の新聞『スマトラ新聞』を発掘、復刻した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)