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荒野とドルと拳銃と 極私的マカロニウェスタン映画論

出版社名 彩流社
出版年月 2019年1月
ISBNコード 978-4-7791-2548-5
4-7791-2548-0
税込価格 3,300円
頁数・縦 422P 19cm

商品内容

要旨

「マカロニウェスタン」ブームの終焉から約半世紀。製作者、監督、脚本家、音楽家、撮影監督、俳優等、その功労者の大半は神に召された。テクニカラーの沈む夕陽に影を落とす十字架の列。イタリアの活劇世界が消滅した現況下、マカロニウェスタンの諸作がDVDやブルーレイディスクとして商品たり得ている事実は、世代を超えて支持されている証拠。世界の映画史に特異なポジションを確立した“Western all’italiana”の記憶は永久不滅!

目次

ひと握りのドルの大いなる栄光
プレ・マカロニウェスタンの系譜
ユーロ・ウェスタンの勃興
銃弾と硝煙の新活劇世界
輝ける日々と晩鐘と
残酷の諸様相
誰でも泥棒になれる
マカロニウェスタンの変容(一九七〇年代前期)
沈む夕陽のその果てに(一九七〇年代後期)
銃弾と流血に賭けた男たち
西部劇の黄昏と終焉
ポスト・マカロニウェスタン 補遺として

著者紹介

二階堂 卓也 (ニカイドウ タクヤ)  
1947年生まれ。上智大学文学部新聞学科卒業。B級と評される映画を徹底的に見続け、評論活動を展開。『キネマ旬報』に連載された「イタリアン・アクションの誇りと栄光」をはじめとする一貫した批評姿勢に共感するファンも多く、その後のジャンル映画再評価に多大な影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)