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東ドイツ映画 デーファと映画史

出版社名 鳥影社・ロゴス企画
出版年月 2018年12月
ISBNコード 978-4-86265-723-7
4-86265-723-0
税込価格 2,420円
頁数・縦 255,13P 21cm

商品内容

要旨

近年、急速に高まる東ドイツ映画の魅力に迫る!東ドイツ映画の成立と変遷、映画製作の特殊性、他国との関係などは無論、東西映画の交差点として、冷戦期における唯一の汎ヨーロッパ的映画現象であったその重要さに、本書は気づかせてくれる。

目次

序論
第1部 東ドイツ映画(国家機関としての東ドイツ映画
相互関係と緊張―デーファと東ドイツ娯楽産業
ひとつの文化遺産―デーファの余生)
第2部 氷結と雪解け―デーファの規範集(互礫映画、ヴォルフガング・シュタウテ、戦後ドイツ映画―『殺人者は我々の中にいる』(ヴォルフガング・シュタウテ、一九四六年)
永遠のブロックバスターとしての童話映画と児童映画―『小さなムックの物語』(ヴォルフガング・シュタウテ、一九五三年)
「現代映画」、敵対する他者としての西ベルリン、祖国としての東ドイツ―反逆者の映画『ベルリン シェーンハウザーの街角』(ゲルハルト・クライン、一九五七年)
デーファ・ジャンル映画の誕生、東ドイツのSF映画、新しい技術、東欧との共同製作―『金星ロケット発進す』(クルト・メーツィヒ、一九六〇年)
映画検閲、東ドイツの「ヌーヴェル・ヴァーグ」、「ウサギ映画」―『私はウサギ』(クルト・メーツィヒ、一九六五年) ほか)

著者紹介

山本 佳樹 (ヤマモト ヨシキ)  
1960年愛媛県生まれ。大阪大学大学院言語文化研究科教授。著書・訳書多数あり、訳書のクラウス・クライマイアー『ウーファ物語―ある映画コンツェルンの歴史』(鳥影社、共訳、2005年)でダウテンダイ=フェーダー翻訳賞を受賞した(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)