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ドゥルーズとマルクス 近傍のコミュニズム

出版社名 みすず書房
出版年月 2019年2月
ISBNコード 978-4-622-08787-8
4-622-08787-1
税込価格 2,970円
頁数・縦 280P 20cm

商品内容

要旨

資本主義を歴史へと帰還させ、「物語」を終わらせること。ドゥルーズ哲学・現代思想と「歴史家」マルクスとの遭遇から垣間見るコミュニズムという近傍ゾーン。

目次

1 歴史・哲学・政治(ドゥルーズ‐ガタリと歴史―『資本主義と分裂症』を読む
公理と指令―ドゥルーズ‐ガタリのレーニン
「原国家」の射程―イスラーム国以後に問う
矛盾は失効したのか―ドゥルーズ、バディウによるヘーゲル変奏)
2 「来るべき民衆」の物語(物語と襞―ドゥルーズの叙述的知性
分裂と綜合―ガタリ、ベンヤミン、ライプニッツ
無限小の政治―マルクスにおける「歴史」概念再考
「絶対貧困」のほうへ―零度のプロレタリアート)
3 「労働」とユートピアのゆくえ(レンタル・ライフ―ポストフォーディズム時代の労働
労賃とは別の仕方で―『経済学批判要綱』から『生きた貨幣』へ
労働と芸術―ベンヤミンとクロソウスキー)
可能世界のドゥルーズ―ネグリが語る『マルクスの偉大』

著者紹介

松本 潤一郎 (マツモト ジュンイチロウ)  
1974年、東京生まれ。立教大学大学院文学研究科博士後期課程修了。就実大学人文科学部表現文化学科准教授。フランス文学・思想・哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)