公民権の実践と知恵 アメリカ黒人草の根の魂
出版社名 | 彩流社 |
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出版年月 | 2019年2月 |
ISBNコード |
978-4-7791-2565-2
(4-7791-2565-0) |
税込価格 | 5,280円 |
頁数・縦 | 403,16P 22cm |
商品内容
要旨 |
著者ホリス・ワトキンズは、1960年代の若い黒人たちを主な構成員とする学生非暴力調整委員会(SNCC)の複雑な内情、白人学生ボランティアの導入をめぐる指針の変容などを、他組織や社会とのかかわりをもたせながら赤裸々に語る。さらに、「公民権運動」という言葉はメディアの作った言葉として1960年代に限定して使いつつ、それよりも長期にわたる諸々の活動の実態を、公民権の新たな指導者育成組織サザーン・エコー創設とその今に至る活動なども射程に入れて、人が人として生きる生活感覚から深く詳らかに語る。21世紀の今もミシシッピ州で公民権の活動を続けるホリス・ワトキンズは、実践経験から知恵を練り上げる。その語りは、現代社会の差別や分断の諸問題を「自分で考えて新しい扉を開いてほしい」という、若者への強いメッセージである。 |
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目次 |
はじまり―主権・解放意識の種を蒔く |