• 本

行政責任を考える

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2019年2月
ISBNコード 978-4-13-033109-8
4-13-033109-4
税込価格 3,080円
頁数・縦 208P 19cm

商品内容

要旨

歪んだ政官関係を問い直す。森友・加計学園問題、電通過労死事件、原発シビアアクシデント…具体的な事例から、自律性を失いつつある官僚制組織の病理を抉り出す。

目次

第1部 官僚制組織の自律とはなんだろう(「政治主導」の陥穽―見失われた緊張感ある政官関係
「天下り」問題にみる官僚制組織の特質
「有職者会議」の濫設が意味するもの)
第2部 政策の公共性と行政の責任(夢破れ「惨禍」が残る法科大学院―責任はどこに?
「原子力ムラ」を育て、歩み続ける行政の責任
「創生」の名による「消滅」―地方創生の背理
「居住の権利」を奪う政策の貧困)
第3部 市民の尊厳と行政の責任(道徳教育がはらむイデオロギー―「心の支配」は許されない
過労死を防げぬ労働行政―なにが問題なのか
「子どもの貧困」と「子どもの虐待」に透けてみえる行政の病理)

著者紹介

新藤 宗幸 (シンドウ ムネユキ)  
1946年神奈川県生れ。1972年中央大学大学院法学研究科修士課程修了。立教大学法学部教授、千葉大学法経学部教授、公益財団法人後藤・安田記念東京都市研究所理事長などを歴任。現在、千葉大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)