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レトリックと哲学 ケネス・バークからミシェル・フーコー

出版社名 彩流社
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-7791-2568-3
4-7791-2568-5
税込価格 4,400円
頁数・縦 260,3P 20cm

商品内容

要旨

言語の本質を対義的概念とみなして、その構造が出来事の矛盾の構造と相応関係にあることを洞察する。バークのレトリック観に魅せられた筆者。フーコー読みをへて、やがて“文字/声”の区分を思考の補助線として位置づけ、伝達媒体の相異が「近代的知/ルネサンスの知」という分節とパラレルな関係にあることを主題化する。

目次

第1部 不調和の調和(ケネス・バーク研究(1)提喩概念の射程
ケネス・バーク研究(2)言語の弁証法的構造と主体概念の形成)
第2部 思考モードとしてのレトリックの可能性(レトリック批評におけるメトニミーの可能性
機械化された思考に対置される口承的世界の可能性
“哲学/レトリック”の反転の可能性)
第3部 オラル世界を知るための「装置」―序奏(解釈の連鎖による知の在りかた―『言葉と物』を読む
オラル世界における思考様式―文字世界と対比して)

著者紹介

中西 満貴典 (ナカニシ ミキノリ)  
1953年愛知県生まれ。名古屋大学大学院国際開発研究科博士課程修了。博士(学術)。岐阜市立女子短期大学英語英文学科教授。専門はレトリック批評、記号論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)