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脱毛の歴史 ムダ毛をめぐる社会・性・文化

出版社名 東京堂出版
出版年月 2019年7月
ISBNコード 978-4-490-21014-9
4-490-21014-0
税込価格 3,520円
頁数・縦 343P 20cm

商品内容

要旨

時代と社会に翻弄されつづける、「体毛」へのまなざし。進化論のインパクト、意思と社会規範、正常と異常の境界、価値の所在―個人の身体を超えて、政治、医療、科学、商業活動から戦争のあり方までをも方向づけてきた、体毛という「問題」。植民地時代から現代にいたるアメリカを例にたどり、見えてくるものとは。

目次

序論―やむを得ない苦痛
第1章 毛のないインディアン―南北戦争以前の蛮行と礼節
第2章 体毛の手入れのための化学薬品―自家製の治療法から、あらたな産業秩序まで
第3章 ひげ面の女と犬面の男―ダーウィンが明らかにした史上最大の露出とは
第4章 「白く、なめらかで、ビロードのような肌」―X線脱毛サロンと社会的地位の変化
第5章 腺によるトラブル―性ホルモンと常軌を逸した発毛
第6章 剃らざる者―「腋毛ぼうぼうのフェミニスト」とウーマン・リブ
第7章 「いちばん下をきれいにする」―労苦、ポルノグラフィとブラジリアンワックス
第8章 魔法の弾丸―レーザー脱毛の規制と選択的医療
第9章 「次なるフロンティア」―遺伝学的エンハンスメントと体毛の終焉
結論―私たちはみな、毟られている

著者紹介

ハージグ,レベッカ・M. (ハージグ,レベッカM.)   Herzig,Rebecca M.
ベイツ・カレッジで女性学とジェンダー論プログラム(Program in Women and Gender Studies)の学科主任を務め、エンデバー財団による補助を得て学際的研究を担当している。メイン州ルイストン在住
飯原 裕美 (イイハラ ヒロミ)  
翻訳者。津田塾大学学芸学部英文学科卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)