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成城だより 付・作家の日記

中公文庫 お2−18

出版社名 中央公論新社
出版年月 2019年8月
ISBNコード 978-4-12-206765-3
4-12-206765-0
税込価格 1,210円
頁数・縦 375P 16cm
シリーズ名 成城だより

商品内容

要旨

成城に暮らして十年余。七十代に入ってなお作家の好奇心は衰えることがない。文学、漫画、映画、ニューミュージック、世相、文壇事情…批評と所感を闊達に綴った日記文学の傑作。一九七九年十一月から八〇年十月まで。大磯時代の日録「作家の日記」(一九五七年十一月〜五八年四月)を併録。

目次

成城だより 一九七九(昭和五十四)年十一月〜八〇年十月(十一月の新年
年末断想
冬眠日記
リズムの変化
七十一年目の春
花便り
曇りのち晴れ
友達は寂しく帰って行った
梅雨早く明けろ
事故の夏
辞退の秋
分裂の現在
後記)
作家の日記 一九五七(昭和三十二)年十一月〜五八年四月

おすすめコメント

文学、映画、漫画……闊達に綴った日記文学。一九七九年十一月から八〇年十月まで。「作家の日記」を併録。全三巻。〈巻末付録〉小林信彦

著者紹介

大岡 昇平 (オオオカ ショウヘイ)  
明治42年(1909)東京牛込に生まれる。成城高校を経て京大文学部仏文科に入学。成城時代、東大生の小林秀雄にフランス語の個人指導を受け、中原中也、河上徹太郎らを知る。昭和7年京大卒業後、スタンダールの翻訳、文芸批評を試みる。昭和19年3月召集の後、フィリピン、ミンドロ島に派遣され、20年1月米軍の俘虜となり、12月復員。昭和23年『俘虜記』を「文学界」に発表。以後『野火』(読売文学賞)『花影』(新潮社文学賞)『中原中也』(野間文芸賞)『事件』(日本推理作家協会賞)等を発表、この間、昭和47年『レイテ戦記』により毎日芸術賞を受賞した。昭和63年(1988)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)