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岸辺のない海 石原吉郎ノート

出版社名 未來社
出版年月 2019年11月
ISBNコード 978-4-624-60123-2
4-624-60123-8
税込価格 4,180円
頁数・縦 329P 20cm

商品内容

要旨

石原吉郎を深く読むために。極寒の地シベリアに八年にわたって抑留され、苛酷な労働と非人間的な強制収容所生活で人間のぎりぎりの本質と死を見とどけた伝説の詩人をめぐって、『季刊 未来』で好評を博した連載に参考文献と詳細な年譜を追加して一冊にまとめた力作評伝。生前の詩人の謦咳にじかに接した著者が哀惜を込めて書き上げた詩的乾坤!

目次

処女作まで
戦後の意味
暗い傾斜
単独者の祈り
哈爾浜特務機関
シベリアへ
強制と共生
望郷
沈黙と失語
沈黙と失語(続)
恢復期
帰還
ロシナンテ
クラリモンド
俳人青磁
晩年

著者紹介

郷原 宏 (ゴウハラ ヒロシ)  
詩人・文芸評論家。1942年、島根県出雲市生まれ。早稲田大学政治経済学部新聞学科卒。元読売新聞記者。詩誌『長帽子』同人。74年、詩集『カナンまで』でH氏賞受賞。83年、評論『詩人の妻―高村智恵子ノート』でサントリー学芸賞受賞。2006年『松本清張事典決定版』で日本推理作家協会賞(評論部門)を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)