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虐待にさらされる子どもたち 密室に医学のメスを:子ども虐待専門医の日常

出版社名 金剛出版
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-7724-1743-3
4-7724-1743-5
税込価格 4,180円
頁数・縦 281P 21cm

商品内容

目次

プロローグ 密室で何が起こったのか?:真誠ちゃんの物語
はじめに 虐待にさらされる子どもの隠された日常
子ども虐待医学の始まりと、新たな専門医制度の創出:子ども虐待専門医
虐待の見逃し:誰しもが起こしうる誤診について
病気を作り出す親たち:ミュンヒハウゼン伯爵とともに、不思議の国のウサギ穴へ
ネグレクト:目に見えない破壊行為
死に至った子ども虐待:死へのプロセスを“解剖”する
護れなかったハイリスクだった子どもたち:正しい対応のあり方につき考える
家族の抱える深い悲しみ:虐待で子どもを失った二つの家族の物語
裁判:スタイルがエビデンスを凌駕してしまう法廷闘争
代理受傷:どのようにこの仕事に向き合えばいいのであろうか?
子どもたちの未来のために:米国と世界における虐待予防戦略
飛竜ちゃんの物語:密室で起こったこと!

著者紹介

リッチー,ローレンス・R. (リッチー,ローレンスR.)   Ricci,Lawrence R.
医学博士。タフツ大学小児科臨床教授。米国小児科学会認定小児科専門医。米国小児医学委員会認定子ども虐待専門医。米国小児科学会児童虐待対策委員会前委員長。レイ・ヘルファー協会(数百名の子ども虐待専門医の会員からなる世界的組織)元会長。現在、メイン州スパーウィンクの子ども虐待プログラム医療部長して、虐待された子どもの評価と治療を専門的に行っている。またバーバラ・ブッシュ小児病院のコンサルティングスタッフとして、虐待が疑われて入院した小児患者の評価に加え、医学生教育と小児科レジデント教育も行っている。世界中の医療ソーシャルワーカー、メンタルヘルス専門家、法学系専門家、医療者の参加する数多くの子ども虐待に関するワークショップを主催してきた。子ども虐待に関する顕著な業績に対し、米国小児科学会児童虐待対策委員会やレイ・ヘルファー協会など、さまざまな組織から表彰されている
溝口 史剛 (ミゾグチ フミタケ)  
医学博士。群馬県前橋赤十字病院小児科副部長、群馬大学大学院小児科/埼玉医科大学小児科非常勤講師。学歴、1999年群馬大学医学部卒。2008年群馬大学大学院卒。医学博士。職歴、群馬大学附属病院ならびに群馬大学小児科関連病院をローテート勤務し、2015年より現職。2012年より群馬県虐待防止医療アドバイザー、その他千葉県・長野県・横浜市などのアドバイザーも務める。専門医、日本小児科学会認定小児科専門医、日本内分泌学会認定内分泌代謝科(小児科)専門医。日本小児科医会認定子どもの心相談医。学会・研究会・NPO活動、日本子ども虐待防止学会代議員、日本子ども虐待医学会評議員。日本SIDS・乳幼児突然死予防学会評議員。一般社団法人ヤングアシスト理事長。民間資格、NCPTC(米国子ども保護トレーニングセンター)認定。ChildFirstプロトコル司法面接研修講師。RIFCRTM通告義務者向け虐待被害児面接研修講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)