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加藤尚武著作集 第14巻

平和論

出版社名 未來社
出版年月 2020年1月
ISBNコード 978-4-624-93614-3
4-624-93614-0
税込価格 7,480円
頁数・縦 444,9P 22cm
シリーズ名 加藤尚武著作集

商品内容

要旨

絶対平和主義の虚妄を衝く根源的な平和論。

目次

第1章 反省する民主主義(民主主義ってなんだっけ
「不公平感を生み出すもの」とは何か)
第2章 新時代の学問「バイオエシックス」とは何か(比較される「命の重さ」と「社会の重さ」
死の冒険を避けられなくなった人類
技術革新は「死」を越えられるか
自己決定による生死の選択
すべてを近代化で解釈する危険
脳移植はどこまで許されるか)
第3章 戦争と平和(「戦争の正義」とは何か
さらば、平和ニヒリズム)
第4章 豊かさを求める正当性(繁栄の現在・窮乏の未来
豊かさの出発点
マルクス主義の死滅と歴史の終焉
革命観の革命
可愛い教養人がいっぱい
何かを切り捨てなければ生きていけない世紀)

著者紹介

加藤 尚武 (カトウ ヒサタケ)  
1937年、東京生まれ。1960年、東京大学教養学部学生として安保闘争に参加。1963年、東京大学文学部哲学科を卒業。東京大学文学部助手、山形大学教養部講師・助教授、東北大学文学部助教授、千葉大学文学部教授、京都大学文学部教授、鳥取環境大学学長、東京大学医学系研究科特任教授を歴任。元日本哲学会委員長、日本学術会議連携会員、京都大学名誉教授。専門:ヘーゲル哲学、環境倫理学、生命倫理学。現在は、徳倫理学、貢献心、利他主義の研究開発に従事している。受賞:哲学奨励山崎賞(1979年)、和辻哲郎文化賞(1994年)、紫綬褒章(2000年)、建築協会文化賞(2002年)、瑞宝中綬章(2012年)。主な著書:『ヘーゲル哲学の形成と原理』(未来社、1980年、哲学奨励山崎賞)、『哲学の使命』(未来社、1992年、和辻哲郎賞文化賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)