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生命とは何かを問い続けて 分子生物学の先へ

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-8140-0260-3
4-8140-0260-2
税込価格 3,960円
頁数・縦 321P 21cm

商品内容

要旨

生命とは?それは自然の普遍的原理を求める「学知Scientia」の問いであり生きていく「知恵Sapientia」の問いでもある。本書は、この根源的な問いから生物学を拓いた人々の物語である。それは、自然観・生物観・科学観の問い直しであり、科学と社会との関係を問う実践である。サピエンスの営みとしてのサイエンス史として、学問論として、新しい「知」の地平を切り開く。

目次

生物とはなにかを考え続けた方
分子生物学と京都―川出由己さんの存在
川出由己先生の思い出
川出由己先生そしてRNAとの出会い
インターフェロンの歴史―インターフェロン・アーカイブへの貢献
生化学から個体レベルの生物学へ
インターフェロンから細胞死へ
タンパク質化学から分子生物学へ
サイトカインから糖鎖生物学へ
マウスインターフェロン精製の国際競争の狭間で〔ほか〕

著者紹介

岩倉 洋一郎 (イワクラ ヨウイチロウ)  
東京大学名誉教授、東京理科大学研究推進機構・総合研究院ヒト疾患モデル研究センター長/生命医科学研究所教授
米原 伸 (ヨネハラ シン)  
京都大学名誉教授、同大学薬学研究科客員教授
藤澤 順一 (フジサワ ジュンイチ)  
関西医科大学微生物学講座教授
浅野 雅秀 (アサノ マサヒデ)  
京都大学医学研究科教授
川出 才紀 (カワデ サイキ)  
信州大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)