• 本

世界浪曼派

出版社名 共和国
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-907986-61-2
4-907986-61-0
税込価格 2,970円
頁数・縦 313P 19cm

商品内容

要旨

戦後フランスを代表する作家ロマン・ガリ(一九一四‐八〇)が、自殺する直前に遺した最後の長篇小説(原著一九八〇年刊)。稀代の凧揚げ名人を叔父にもつ主人公の少年リュドは、ポーランド人の令嬢リラに恋をするが、対ナチス戦によって2人は引き裂かれる。リラへの思いを募らせるリュドは、凧がふたたび自由に空を舞う日を取り戻すためにレジスタンスへと身を投じるが、それはフランス=善/ナチス=悪という図式が崩壊してゆく過程でもあった…。日本でも再評価著しい作者の遺作。

著者紹介

ガリ,ロマン (ガリ,ロマン)   Gary,Romain
出生名、ロマン・カツェフ。フランスの小説家、映画監督、外交官。1914年、ロシア帝国領ヴィリア(現在のリトアニア共和国ヴィリニュス)に生まれ、1980年、パリの自宅で自殺。35年、フランス国籍を取得。第二次世界大戦では空軍に参加し、対独戦に従事。戦後は外交官として各国を転任しつつ、戦後フランスを代表する小説家として活躍する。主な作品に、『自由の大地』(1956、ゴンクール賞受賞)、『これからの一生』(エミール・アジャール名義、1975、ゴンクール賞受賞)がある
永田 千奈 (ナガタ チナ)  
翻訳家。早稲田大学第一文学部卒業。訳書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)