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発達障害支援の実際 実例から学ぶダイアローグのコツ

出版社名 岩崎学術出版社
出版年月 2020年2月
ISBNコード 978-4-7533-1164-4
4-7533-1164-3
税込価格 2,200円
頁数・縦 209P 19cm

商品内容

要旨

あらためて考えてみると、発達というのは不思議な現象です。定型発達の子どもは、邪魔をしなければ自ずと伸びていきます。何となく喋れるようになって、何となく歩けるようになって、何となく空気も読めるようになります。でも、発達に課題のある子どもたちはそうはいきません。ここでの支援とは「支援者が一方的に与えるもの」ではありません。それももちろん含まれますが、より広義に「日々の生活がスムーズになるための、支援者との共同作業」と考えています。そして、ここでの日々の生活とは誰のものかといえば、当事者だけでなく支援者も含まれるのです。なぜなら、発達障害に関して言えば、支援者と当事者の線引きはもはや曖昧だからです。

目次

第1章 支援の基本フレーム
第2章 発達障害を知る
第3章 支援の素材を知る
第4章 いま、ここでの特性を把握する
第5章 障害告知から自己理解へ
第6章 これからの発達にむけて

著者紹介

広瀬 宏之 (ヒロセ ヒロユキ)  
1969年東京に生まれる。1995年東京大学医学部医学科卒業。1995〜1996年東京大学医学部附属病院小児科。1996〜1999年千葉徳洲会病院小児科。1999〜2003年東京大学大学院医学系研究科生殖・発達・加齢医学専攻。2003〜2007年国立成育医療センターこころの診療部発達心理科。2006〜2007年フィラデルフィア小児病院児童精神科。2007〜2008年横須賀市療育相談センター開設準備室長。2008年〜横須賀市療育相談センター所長。2015年〜放送大学客員准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)