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明智光秀と細川ガラシャ 戦国を生きた父娘の虚像と実像

筑摩選書 0187

出版社名 筑摩書房
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-480-01695-9
4-480-01695-3
税込価格 1,760円
頁数・縦 278P 19cm

商品内容

要旨

謎の武将・明智光秀と悲劇のヒロイン細川ガラシャ。戦国時代を生きた父娘は、どのような人物だったのか。光秀が織田信長を裏切った本能寺の変の背景には、何があったのか。キリスト教を学び改宗した娘は、石田三成率いる西軍の人質になることを拒絶して死に追い込まれた「気高い美女」とされるが、本当の彼女はどのような才覚、性格、容貌の持ち主だったのか。明智家の状況、当時の布教の様子、イエズス会の置かれた立場や日本戦略、近代化の過程で変容したイメージなど幅広い観点から、彼らの実像を浮かび上がらせる。

目次

第1章 明智光秀と本能寺の変(明智光秀とは何者か
野心家、明智光秀
本能寺の変の動機を再考する)
第2章 イエズス会士が作り上げた光秀・ガラシャ像(イエズス会士による日本についての報道
フロイスがみた明智光秀
細川ガラシャへの期待)
第3章 美貌という幻想(歴史小説のガラシャ像
日本とヨーロッパ
ひろがる美貌説)
第4章 ガラシャの知性と文化的遺産(修道士高井コスメの賛辞
ガラシャの奇策
ガラシャが学んだ教えとは)

著者紹介

井上 章一 (イノウエ ショウイチ)  
国際日本文化研究センター教授
呉座 勇一 (ゴザ ユウイチ)  
国際日本文化研究センター助教
クレインス,フレデリック (クレインス,フレデリック)   Cryns,Frederik
国際日本文化研究センター准教授
郭 南燕 (カク ナンエン)  
東京大学特任教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)