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外国人にささる日本史12のツボ 世界96カ国をまわった元外交官が教える

出版社名 朝日新聞出版
出版年月 2020年3月
ISBNコード 978-4-02-331860-1
4-02-331860-4
税込価格 1,760円
頁数・縦 251P 19cm

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要旨

「自国のことをうまく説明できない」という日本人の弱点がしばしば指摘される。日本の歴史や文化、慣習、政治などについて、外国人が話題にし、質問をするのに対し、的確に答えられない人が多い。それは、知識が足りないだけでなく、外国人がどこに興味を持つのかがわからない、ということもあるのだろう。本書では、海外経験豊富な元外交官の著者が、外国人の興味をひく日本史や日本文化のポイント、エピソードを解説。外国人は、多くの日本人が興味を持つ戦国時代や幕末維新などの動乱については、どこの国でも前近代にはよくある権力闘争の話として、あまり興味を示さないという。それよりも外国人に“ささる”ものとして、自分たちのものとは大きく異なる生活文化や芸術、禅などのテーマを本書では詳しく紹介している。著者は、株式会社グローバルダイナミクス代表取締役社長、神戸情報大学院大学教授。外務省職員としてエジプト、英国、サウジアラビアに赴任したほか、首相通訳(アラビア語)や国連総会などを経験している。
※要旨の情報〔社会情勢、著者経歴など〕は、作成日当時のものです。
以降内容が変わっている場合があります。[要旨作成日:2020年5月27日]

商品内容

要旨

キーワードは「共生」と「創意」。グローバルなビジネス現場での「雑談」に欠かせない日本の歴史・文化のトピックス、関心を引くポイントを厳選して解説。

目次

第1部 “共生”を生んだ宗教観(深く自然を崇拝する心
無駄を省く禅の思想
世界最古のロイヤルファミリー)
第2部 日本経済飛躍の原点 創意工夫の江戸時代(世界最先端の先物取引・物流
ハイレベルな江戸庶民の教育水準
サステナブルな江戸の暮らし
世界の美意識を変えた葛飾北斎
ユニークに進化した日本の古典芸能
吸収と融合とオリジナリティが同居する文化大国
キリスト教と日本人
地方の多様性・独自性
室町以前の女性の活躍)

おすすめコメント

ビジネスで海外の人々と関わるのであれば、自国の歴史の知識は必須だ。しかし外国人に関心の高い日本史のテーマは、日本人が好むそれとは大きく異なる。本書は海外経験豊富な元外交官がの著者が外国人の興味を惹くエピソードを解説する。

著者紹介

山中 俊之 (ヤマナカ トシユキ)  
株式会社グローバルダイナミクス代表取締役社長、神戸情報大学院大学教授。「世界と日本」の歴史や文化に関する企業研修やセミナーを多数実施。1968年兵庫県西宮市生まれ。東京大学法学部卒業後、90年外務省入省。エジプト、英国、サウジアラビアへ赴任。対中東外交、地球環境問題などを担当する。また、首相通訳(アラビア語)や国連総会を経験。外務省を退職し、2000年、株式会社日本総合研究所入社。全国の自治体改革の案件に多数関与。09年、稲盛和夫氏よりイナモリフェローに選出され、アメリカ・CSIS(戦略国際問題研究所)にてグローバルリーダーシップの研鑽を積む。10年、グローバルダイナミクスを設立。SDGsカードゲームファシリテーターとしてSDGsの普及にも務める。ケンブリッジ大学大学院修士(開発学)。高野山大学大学院修士(仏教思想・比較宗教学)。ビジネス・ブレークスルー大学大学院MBA、大阪大学大学院国際公共政策博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)