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歴史のなかの人びと 出会い・喚起・共感

出版社名 彩流社
出版年月 2020年4月
ISBNコード 978-4-7791-2666-6
4-7791-2666-5
税込価格 2,420円
頁数・縦 196,30P 19cm

商品内容

要旨

歴史を知る・学ぶ・考える、その面白さを呼び起こす!歴史の記録に残されていない人びとも、未解決の事件も、大きな世界の動きをも射程に入れて、歴史研究者たちが「人」に立ち返って史料から多様な人びとの営みを掘り起こし、その日常をともに紡ぐ!

目次

第1部 記憶に広がる出来事の世界(活動家ブルース・ハートフォードとの対話から
スキワーキー墓地にて
「邦人七名殺戮」の風説―トレオン中国人移民虐殺事件(1911年)と日本人移民
シルヴィア・ヒルの巧みな生き方)
第2部 モノ(史跡・写真)から広がる日常世界(奴隷所有者ベネハンの家(ノースキャロライナ州ダーラム郡のスタッグヴィル史跡)
ストリートで働く新聞売りの子どもたち―二〇世紀前半のメキシコ・シティの貧困のなかを生きる
マックスウェル・ストリートの音風景―戦間期シカゴの路上マーケットをそぞろ歩けば)
第3部 事件・出来事に見える日常世界(わずかばかりの自由―マリア・リーの生活(一八四〇年代のミシシッピ州で)
エリザベス・ミード・イングラムの日記を読む
母が子どもを手放す時―ベトナム戦争と国際養子縁組)
第4部 人の意識が変わるとき/かかわりが変える世界観(価値観の分断線がゆらぐとき―ニューヨークのデパート女性従業員と女性覆面調査員(一九一三年)
誰のためのフェミニズムか―福祉権活動家ジョニー・ティルモンと歴史家シャーナ・バーガー・グラック
「点」の人びとをつなぐ―岩手県北の生活記録運動)

著者紹介

樋口 映美 (ヒグチ ハユミ)  
専修大学文学部・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)