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新編「終戦日記」を読む

中公文庫 の3−15

出版社名 中央公論新社
出版年月 2020年7月
ISBNコード 978-4-12-206910-7
4-12-206910-6
税込価格 880円
頁数・縦 275P 16cm

商品内容

要旨

空襲、原爆投下、玉音放送…そのとき日本人は何を思ったか。高見順、永井荷風、山田風太郎、木戸幸一らの日記に当時の心性を探る。「終戦日記」を渉猟した旧版に、新たに「火垂るの墓」の原点「プレイボーイの子守唄」ほか、“焼跡闇市派”として戦争体験を綴ったエッセイ十三篇を増補した新編集版。

目次

1 「終戦日記」を読む(八月五日、広島
原爆投下とソ連参戦
空襲のさなかで
終戦前夜
八月十五日正午の記憶
遅すぎた神風
混乱の時代のはじまり
もう一つの「八月十五日」
インフレと飢えの中で)
2 「終戦」を書く、語る(日記を読む
開戦、空襲、焼跡
焼跡闇市派として)

おすすめコメント

空襲、原爆、玉音放送……当時、大人たちは何を考えていたのか。文人・政治家の日記を繙き、自らの体験を綴る。戦争随筆十三篇を増補。〈解説〉村上玄一

著者紹介

野坂 昭如 (ノサカ アキユキ)  
1930年(昭和5)神奈川県生まれ。親戚の養子となり神戸に育つ。45年の空襲で養父を失い、のち、実家に引き取られる。旧制新潟高校から早稲田大学第一文学部仏文科に進むが、57年中退。CMソング作詞家、放送作家などさまざまな職を経て、63年「エロ事師たち」で作家デビュー。68年「アメリカひじき」「火垂るの墓」で直木賞、97年『同心円』で吉川英治文学賞、2002年『文壇』およびそれに至る文業で泉鏡花文学賞を受賞。そのほか『骨餓身峠死人葛』『戦争童話集』『一九四五・夏・神戸』など多くの著書がある。2015年(平成27)死去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)