ルクレティウス『事物の本性について』 愉しや、嵐の海に
書物誕生:あたらしい古典入門
出版社名 | 岩波書店 |
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出版年月 | 2020年8月 |
ISBNコード |
978-4-00-028304-5
(4-00-028304-9) |
税込価格 | 2,970円 |
頁数・縦 | 283P 20cm |
商品内容
要旨 |
無からは何も生まれず、何ものも無にはかえらない―全てのものは原子と空虚とから出来ている。ウェルギリウスやオウィディウスらローマ詩人への影響。理性による原因の解明によって驚異を解消する。ブラウン運動を「予知」?「遺伝子」の概念や進化論との類似。家族の形成が文明の起源。欲望に駆られた技術の追求は、無知、そして戦争につながる。ボイルやニュートン、そしてドルトンへ―近代原子論へのつながり…二〇〇〇年以上前に誕生しながら、近代科学を先取りするような内容を持つ長篇詩は、いかなる論理でこの世界を説明し尽くしたか。 |
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目次 |
第1部 書物の旅路―キリスト教世界を生き延びた原子論(修辞的カノン |