• 本

なぜ今、仏教なのか 瞑想・マインドフルネス・悟りの科学

ハヤカワ文庫 NF 562

出版社名 早川書房
出版年月 2020年8月
ISBNコード 978-4-15-050562-2
4-15-050562-4
税込価格 1,188円
頁数・縦 484P 16cm

商品内容

要旨

食べすぎて、憎しみあって、浮気して…進化心理学が明かしたヒトの(困った)本性を乗り越えるための理論と実践、それこそが仏教に他ならない。認知バイアス研究のはるか以前から、仏教は「無我」や「空」の概念で自己と世界のありようを正しくとらえてきたのだ。マインドフルネス瞑想が私たちの脳にもたらす驚くべき変容から「悟り」の境地までを科学的に裏づける、知的興奮に満ちた全米ベストセラー。

目次

赤い薬を飲む
マインドフルネスへの道
感覚が錯覚なのはどんなときか
なぜ瞑想するか―デフォルト・モード・ネットワークを黙らせる
無我なるもの
行方不明のCEO
人生を振りまわす心のモジュール
思考はどのようにみずからを思考するか
自制
無色との出会い
空のよい面
雑草のない世界
すべては(多くても)一つ?
こんにちは、ニルヴァーナ
悟りとはどんな境地か
なぜ今、仏教なのか

著者紹介

ライト,ロバート (ライト,ロバート)   Wright,Robert
進化心理学を専門とする科学ジャーナリスト。『ニューヨーク・タイムズ』紙や『タイム』誌、『ワイアード』誌などに寄稿する。テキサスクリスチャン大学で学んだ後、プリンストン大学で社会生物学を学ぶ。1986年に全米雑誌賞(エッセイ・批評部門)を受賞。著書に、『ニューヨーク・タイムズ』紙の年間ベストブックに選出された『モラル・アニマル』など多数。ペンシルヴェニア大学で心理学の、プリンストン大学で宗教学の教鞭をとり、現在はユニオン神学校の客員教授を務める
熊谷 淳子 (クマガイ ジュンコ)  
大阪教育大学卒、コロラド大学大学院で修士号取得。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)