九津見房子、声だけを残し
出版社名 | みすず書房 |
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出版年月 | 2020年8月 |
ISBNコード |
978-4-622-08925-4
(4-622-08925-4) |
税込価格 | 3,960円 |
頁数・縦 | 296P 20cm |
商品内容
要旨 |
日本初の女性社会主義団体赤瀾会を結成、多くの労働運動や産児制限運動に参加し、治安維持法初の女性検挙者となり、ゾルゲ事件に連座した九津見房子(くつみ・ふさこ1890‐1980)。社会主義のために自らの良心に従って生きつづけた九津見房子の生涯は、しかし、あまり知られていない。ひたすら行動し、非合法の政治活動ではメモも残さないようにしていた。本書は、文を残していない九津見房子の生涯と活動、その思いなどを、晩年の聞き書きや長女の著書はじめ、多くの関連資料を読み込んで再構成するものである。今では顧みられることの少ない、社会主義のために行動した女たちの一端を映す。 |
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目次 |
1 社会主義へ(生い立ち |