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思想史の中の日本と中国 第1部

歴史の「基体」を尋ねて

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2020年11月
ISBNコード 978-4-13-010148-6
4-13-010148-X
税込価格 2,750円
頁数・縦 208,4P 20cm
シリーズ名 思想史の中の日本と中国

商品内容

要旨

日本にとって、中国にとって「中国思想史」とは何か/何でありうるか。中国思想を自己として、また他者として省みる複数の視線の交錯。現代中国の知性が、溝口雄三の方法から論じる。

目次

第1部 歴史の「基体」を尋ねて(中国の歴史の脈動に真を求める(飢餓感と切迫感―生命感覚が躍動していた明末
「已むを容れざる」―妥協を許さない観念感覚
童心説―溝口雄三の思考方法
立論しないこと―求められる思想史の修練
「形而下の理」―オルタナティブな普遍の原理を求めて
方法としての中国―経験の奥にある構造的な想像力)
中国の歴史の「ベクトル」(「自然」と「作為」の結合
人生に内在する形而下の理
中国の公と私
分有される法則―中国の歴史の基体
郷里空間と郷治運動))

著者紹介

孫 歌 (ソン カ)  
中国社会科学院文学研究所研究員・北京第二外国語学院特聘教授(中国文学・日本思想研究)
鈴木 将久 (スズキ マサヒサ)  
東京大学大学院人文社会系研究科教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、明治大学、一橋大学教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)