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生態人類学は挑む SESSION1

動く・集まる

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-8140-0311-2
4-8140-0311-0
税込価格 3,520円
頁数・縦 321P 21cm
シリーズ名 生態人類学は挑む

商品内容

要旨

砂漠、山岳、熱帯雨林、そして海…死を招く苛酷な環境を越えてもなぜ、ヒトは「ここではない、どこかへ」向かうのか?「移動」と「定住」に焦点をあて、グローバル化し複雑になる世界の根源を探る。

目次

第1部 「動く」ことで生きる―空間利用の生物文化適応(「動く」ことで形作られるチンパンジー社会
コンゴ盆地熱帯雨林の狩猟採集生活
マレー半島の狩猟採集民スマッ・ブリ―移動性と資源利用
「動く」戦略からみたオセアニアにおけるヒトの移住史)
第2部 「集まる」ことの原点―個体群の再生産のエコロジー(生まれる、動く、集まる、去る、そして死ぬ―サルたちのマイクロデモグラフィー
「集まる」のための性行動と再生産)
第3部 「集まる」ことの現在―変容する社会における出生・死亡・移動(アラブ農村における人口増加と適応史―ヨルダン南部に定住したサブサハラ出自集団
集まる人々と動く家畜―遊牧民レンディーレの定住集落
「未婚」「非婚」そして「結婚」―サンプル女性の自律と出自集団への帰属
少子化による人口圧の上昇と生業変化―ラオス定住農業社会の変容)
「動く」と「集まる」からみるヒト―人間‐環境系の変遷史

著者紹介

大塚 柳太郎 (オオツカ リュウタロウ)  
自然環境研究センター理事長・東京大学名誉教授。東京大学大学院理学系研究科修士課程修了、理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)