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遠隔心理支援スキルガイド どこへでもつながる援助

出版社名 誠信書房
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-414-41673-2
4-414-41673-6
税込価格 2,200円
頁数・縦 176P 21cm

商品内容

目次

1 アウトリーチ型の電話による心理支援(アウトリーチ型電話支援の有効性―受電型との比較から
まず準備すべきこと
初回のアプローチ―クライエントとの関係づくり
メンタルヘルスの評価
必要とされる技法や態度―傾聴と支持、助言
リファー(他機関への紹介)の技術
危機時の介入電話支援の終結へ向けて
電話支援者に対するトレーニングやケア
東日本大震災後の架電型(アウトリーチ型)電話支援の試み)
2 インターネットを用いた心理支援(遠隔心理支援とは
遠隔心理支援のガイドラインの要点
遠隔心理支援のエビデンス
推奨ソフトウェアや環境設定
ビデオ通話
テキストメッセージ
ウェブベースドな支援
モバイルアプリ
新型コロナ感染症とメンタルヘルス)

出版社・メーカーコメント

新型コロナウイルス感染症の流行により、対面での心理支援が大きく制限されているなか、物理的距離があっても可能として注目を集めているのが遠隔心理支援である。これは、東日本大震災および福島第一原発事故時、全国へ避難した被災者への心理的援助として行われてきている。その中心となって支援を続けている編者らが緊急出版として、電子書籍『アウトリーチ型電話支援の試み:新型コロナウイルス流行下でのテレカウンセリング』『遠隔心理支援:物理的距離を越えてケアを継続するヒント』を刊行。本書はこの2冊を合冊した紙媒体書籍である。コロナ禍が治まらないなか、支援者がどうクライエントに向き合いケアを行えるか、海外のガイドライン等も示しつつ、遠隔支援という新たなセラピーのあり方を紹介する。

著者紹介

前田 正治 (マエダ マサハル)  
1984年、久留米大学医学部卒業。同大准教授を経て、2013年より現職。専攻は災害精神医学、精神医学的リハビリテーション。ガルーダ航空機墜落事故(1996年)、えひめ丸米原潜沈没事故(2001年)等で被災者の精神保健調査・支援の責任者を務め、現在は福島において、県民健康管理センターやふくしま心のケアセンター活動に従事している。日本トラウマティック・ストレス学会会長を2010年から3年間務めた。著書多数。現在:福島県立医科大学医学部災害こころの医学講座主任教授、同大学放射線医学県民健康管理センター健康調査・県民支援部門長、ふくしま心のケアセンター副所長
桃井 真帆 (モモイ マホ)  
福島大学大学院教育学研究科修了後、福島県立医科大学附属病院神経精神科、財団法人金森和心会雲雀ケ丘病院に臨床心理士として勤務。2001年より福島学院大学福祉学部福祉心理学科、同大学院臨床心理学研究科にて、臨床心理士・精神保健福祉士等の養成に携わる。また、附属の心理臨床相談センターで臨床心理士としてカウンセリング業務にあたる。2015年4月より現職。現在:福島県立医科大学放射線医学県民健康管理センター特命准教授、同大学こころの健康度・生活習慣支援室副室長、臨床心理士、公認心理師、精神保健福祉士
竹林 由武 (タケバヤシ ヨシタケ)  
2014年、広島大学大学院総合科学研究科修了。日本学術振興会特別研究員、統計数理研究所リスク解析戦略研究センター特任助教を経て2016年より現職。自殺の時空間疫学、心理療法の有効性評価、患者報告式アウトカム尺度などを専門とし、地域の自殺予防ゲートキーパー講習やメンタルヘルス研修の講師を多数務めている。著書多数。現在:福島県立医科大学医学部健康リスクコミュニケーション学講座助教、国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター客員研究員、臨床心理士、公認心理師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)