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思想史の中の日本と中国 第2部

歴史と人間

出版社名 東京大学出版会
出版年月 2020年12月
ISBNコード 978-4-13-010149-3
4-13-010149-8
税込価格 2,750円
頁数・縦 221,5P 20cm
シリーズ名 思想史の中の日本と中国

商品内容

要旨

日本にとって、中国にとって「昭和史」とは何であったか/何でありうるか。人、国家、他者…、近代史を書くことの倫理をめぐる輻輳する問い現代中国の知性が、「昭和史論争」から論じる。

目次

上編 現代史叙述と「国民の体験」(昭和史論争の縁起
昭和史論争の基本的な対立構造
戦争責任と国民生活の体験
政治闘争の手段としての「科学性」と「客観性」
偽の命題を除去する―歴史と文学の関係の先入観を超えて
相補的な対立関係―『昭和の精神史』の登場)
下編 現代史叙述の認識の枠組み(日本歴史学の倫理の構築
全体的な判断と人格の分析―スターリン批判から生み出された思考
唯物史観の再「発見」
偶然と必然、一般と特殊
学術史と思想史の中の昭和史論争)

著者紹介

孫 歌 (ソン カ)  
中国社会科学院文学研究所研究員・北京第二外国語学院特聘教授(中国文学・日本思想研究)
鈴木 将久 (スズキ マサヒサ)  
東京大学大学院人文社会系研究科教授。東京大学大学院人文社会系研究科博士課程修了、明治大学、一橋大学教授などを経て現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)