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西洋古代の地震

出版社名 京都大学学術出版会
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-8140-0298-6
4-8140-0298-X
税込価格 5,280円
頁数・縦 349P 22cm

商品内容

要旨

古代ギリシア・ローマの民は地震を通じて神々の意図を読み取った。海神ポセイドンが引き起こす地震は、いわば神と人とのコミュニケーションの手段であった。前4世紀から後4世紀にいたる膨大な古典文献を判読し、神話的な説明から哲学者・科学者が脱神話的な原因の探究に至る記録をたどる。

目次

第1章 問題への手引き
第2章 地中海圏における地震活動―地震構造的な概観
第3章 古代における地震理論―アリストテレスからアンミアヌス・マルケッリヌスまで
第4章 地震活動の受けとめ方と記述―ヘロドトスからアンミアヌス・マルケッリヌスまで
第5章 古代ギリシア・ローマにおける神々と人間の間のコミュニケーション手段としての地震
第6章 地震―古代の記述の意図と、時間連続体におけるその発展(要約と展望)

著者紹介

ヴァルトヘル,ゲルハルト・H. (ヴァルトヘル,ゲルハルトH.)   Waldherr,Gerhard H.
1956‐。ドイツのバイエルン州レーゲンスブルク生まれ。専門は西洋古代史
内田 次信 (ウチダ ツグノブ)  
大阪大学名誉教授。専門は西洋古典学
竹下 哲文 (タケシタ テツフミ)  
京都大学ほか非常勤講師。専門は西洋古典学
上月 翔太 (コウズキ ショウタ)  
愛媛大学特任助教。専門は西洋古典学、高等教育論(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)