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デヴォン紀大論争 ジェントルマン的専門家間での科学知識の形成

出版社名 みすず書房
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-622-08935-3
4-622-08935-1
税込価格 19,800円
頁数・縦 705,109P 22cm

商品内容

要旨

科学的探求はどのように行なわれ、科学知識はどのように形成されていくのか。デヴォン紀の概念確立までの約10年間の論争を緻密な分析と豊穣な物語的叙述によって再構成した、稀代の事例研究。

目次

第1部 舞台を設定する(歴史的顕微鏡のもとでの科学研究
ジェントルマン的討論の闘技場
地球を解き明かす)
第2部 プロットの展開(序幕 グレイワッケを解きほぐす
論争が公のものになる
漸移系を飼い馴らす
真価が問われるデヴォンシャー
解釈をめぐる工作
議論の方向を変える
衝突する大著
再生するデヴォン系
大陸を征服する
合意をつくりだす
自然化されたデヴォン系)
第3部 行動の分析(論争の形状
自然的知識の形成)
付録

著者紹介

ラドウィック,マーティン・J.S. (ラドウィック,マーティンJ.S.)   Rudwick,Martin J.S.
1932年生まれ。ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジで学び、1958年に地質学の博士号を取得。腕足類の研究から出発したが、次第に研究の力点を科学史に移す。カリフォルニア大学サンディエゴ校教授をつとめたのち、1998年に同大学を退職しイギリスに戻る。現在はカリフォルニア大学名誉教授、ケンブリッジ大学科学史・科学哲学科所属の研究員
菅谷 暁 (スガヤ サトル)  
1947年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科博士課程退学。科学史専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)