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神仏融合の東アジア史

出版社名 名古屋大学出版会
出版年月 2021年2月
ISBNコード 978-4-8158-1021-4
4-8158-1021-4
税込価格 7,920円
頁数・縦 697,17P 22cm

商品内容

要旨

日本独自の宗教現象だと考えられてきた「神仏習合」。しかし、神信仰と仏教の融合はアジア各地域で広く見られる。インド・中国から北東・東南アジアまで多岐にわたる「神仏融合」の実態を解き明かし、一国史的な認識を超えて新たに日本の宗教文化を捉え直す。

目次

東アジアの神仏融合と日本の神仏融合
多神教としての仏教とその東流―東アジア仏教における神仏信仰の基盤
第1部 中国における神仏融合の歴史的諸相(「神」「仏」理解からみた中国宗教
敦煌における儒教と仏教 ほか)
第2部 東アジアにおける神仏融合の地域的展開(祭山儀にみる契丹の信仰―謁菩薩堂儀の位置づけをめぐって
ベトナムの神仏融合と道教 ほか)
第3部 東アジアのなかの日本の神仏融合(鬼と神と仏法―インド・中国・日本:役行者の孔雀王呪法を手がかりに
地天の変容―毘沙門天の脚下で ほか)
第4部 日本における神仏融合の歴史的展開(古代における神仏の融合
平安時代における神の変容―神仏融合と神仏隔離 ほか)
神仏習合説形成史の批判的考察

著者紹介

吉田 一彦 (ヨシダ カズヒコ)  
1955年東京都に生まれる。1986年上智大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学。現在、名古屋市立大学大学院人間文化研究科教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)