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アーダルベルト・シュティフターにおける学びと教育形態

出版社名 松籟社
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-87984-406-4
4-87984-406-3
税込価格 4,950円
頁数・縦 299P 20cm

商品内容

要旨

教育者による生徒の「教育」という形態だけでなく、年少者が年長者を「まねぶ」ことから生まれる世代間伝達、家庭や自然といった周囲の環境が導き手となる「学び」など、教育や学びをめぐる多様な姿が展開されているシュティフターの作品世界を、近年の教育学の知見を援用しながら捉えなおす。

目次

序章 シュティフター研究における教育の問題
第1章 「最初の子どもの物語」と教育の挫折―『森ゆく人』
第2章 自律への道程―『みかげ石』、『水晶』への改作の過程から
第3章 『晩夏』の教育形態とハインリヒの学び
第4章 『読本』と『森の泉』における教材としてのゲーテ作品
第5章 『曾祖父の書類綴じ』における手記と自己教育
終章 教育者シュティフターと終局に含まれた始点

著者紹介

磯崎 康太郎 (イソザキ コウタロウ)  
1973年、神奈川県に生まれる。上智大学文学部ドイツ文学科卒業、上智大学大学院文学研究科博士後期課程満期退学、博士(文学)。現在、福井大学国際地域学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)