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誤診のおこるとき 精神科診断の宿命と使命 新装版

出版社名 みすず書房
出版年月 2021年4月
ISBNコード 978-4-622-09013-7
4-622-09013-9
税込価格 4,180円
頁数・縦 184P 19cm
シリーズ名 誤診のおこるとき

商品内容

要旨

『精神医学ハンドブック』で知られる著者が誤診例をまとめた名著。再刊にあたり、「うつ病の労務災害」「発達障害」「精神安定剤・睡眠薬の副作用」など今日的なトピックを追加した。さらに最終章に加えた論考「精神科診断の宿命と使命」では、診断に必要な経験と知識、操作的診断運用上の注意点を踏まえながら、あらためて精神科診断の基本を整理する。精神症状のみならず付随する身体症状にも着眼した症例検討は、精神科以外の医師にも日々の臨床の一助となるだろう。研修医から精神科志望者まで、診断学への入口に最適の一冊。

目次

第1部 精神科診断における誤診と了解(誤診とは
了解をめぐって)
第2部 症例の検討(身体疾患の症状と了解
気分(感情)障害と了解
うつ病の労務災害と職場復帰
統合失調症と了解
パニック障害と了解
精神安定剤・睡眠薬の副作用
発達障害と了解
精神科診断の宿命と使命―常識的診断と操作的診断基準)

著者紹介

山下 格 (ヤマシタ イタル)  
1929年札幌生まれ。北海道大学名誉教授(医学部精神医学講座)、北星学園大学前教授(社会福祉学部)。2014年歿(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)