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雪を聴く 中世文学とその表現

和泉選書 191

出版社名 和泉書院
出版年月 2021年3月
ISBNコード 978-4-7576-0992-1
4-7576-0992-2
税込価格 3,850円
頁数・縦 284P 20cm

商品内容

要旨

実証的研究の成果。中世文学の諸分野にわたって作品の「読み」を問いつづけてきた筆者初の論文集。長らく未詳とされてきた能の典拠を明らかにし、主題上の位置づけを試みた「世阿弥本『弱法師』と阿内律説話」など十五篇を収録する。

目次

伏見院歌出典考
花園院と「誡太子書」の世界
誡太子書箋釈
二条良基の連歌三題
世阿弥本『弱法師』と阿那律説話
能『石橋』と『古今集三流抄』
〓芋詩叢―五山文学管窺
一条兼良『藤河の記』の漢籍利用―鳳のあぶりもの、麟のほしじ
三条西実隆『再昌草』と漢籍
『衆妙集』のなかの『論語』断章
蕪村『俳仙群会図』賛をめぐって―「文こゝにあらありがたや」考
『大原御幸』と小書「寂光院」
柏木如亭「即事」詩考
この世に文学は必要か
雪を聴く

著者紹介

中村 健史 (ナカムラ タケシ)  
1980年、高知県生まれ。京都大学大学院博士後期課程指導認定退学。博士(文学)。専門は京極派和歌。2016年より神戸学院大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)