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海馬を求めて潜水を 作家と神経心理学者姉妹の記憶をめぐる冒険

出版社名 みすず書房
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-622-09015-1
4-622-09015-5
税込価格 3,740円
頁数・縦 298,11P 20cm

商品内容

要旨

探究心旺盛なノルウェー人姉妹がコンビを組んで、記憶の不思議をめぐる旅へ。海馬はいつ見つかった?記憶と思い出す場所の関係は?記憶力をよくする方法とは?なぜ人は忘れるの?未来を想像するのにも記憶力は必要?―ときに記憶研究の歴史を紐解き、ときに記憶に問題を抱える人たちを訪ね、ときに記憶のスペシャリストたちの門を叩く。生きることと記憶のよき関係を探る、人生の処方箋になること請け合いの一冊。

目次

第1章 海の怪物―海馬の発見
第2章 二月にタツノオトシゴ(海馬)を求めて潜水を―記憶は脳のどこに定着するか
第3章 スカイダイバーが最後に考えること―個人的な記憶とは
第4章 カッコウのひな―虚偽記憶はいつ(正常な)記憶の中に忍びこむか
第5章 大掛かりなタクシー実験とかなり奇妙なチェス対決―記憶力をよくする方法
第6章 忘却は思い出の真珠を作る―なぜ人は忘れるのか
第7章 脳内のタイムマシン―過去を思い出すことも未来を想像することも

著者紹介

オストビー,ヒルデ (オストビー,ヒルデ)   Ostby,Hilde
1975‐。思想史学者。作家・ジャーナリスト。オスロ大学にて思想史の修士号を取得
オストビー,イルヴァ (オストビー,イルヴァ)   Ostby,Ylva
1979‐。オスロ大学心理学部准教授。オスロ大学にて神経心理学の博士号を取得。記憶の作用の研究者。ノルウェー神経心理学学会副会長
中村 冬美 (ナカムラ フユミ)  
東海大学北欧文学科を卒業の後、スウェーデンのヴェクシェー大学(現在のリンネ大学)北欧言語学科に留学
羽根 由 (ハネ ユカリ)  
大阪市立大学法学部卒業。スウェーデン・ルンド大学法学部修士課程修了(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)