• 本

中世の写本ができるまで

出版社名 白水社
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-560-09845-5
4-560-09845-X
税込価格 4,950円
頁数・縦 196,8P 22cm

商品内容

要旨

ヴェラムの最高級品は本当に牛の胎児の皮製なのか?中世の修道士はどうやって羽根ペンを握っていたのか?挿絵のデザインは誰がどうやって決めたのか?インクで書き間違えてしまったら、どう対処したのか?写本の注文は、どんな風になされたのか?解説を聞きながら実物を鑑賞するような楽しみ。中世写本の制作にまつわる実践的技法の数々を、当時の職人たちの視線で語る画期的試み。写本研究の第一人者がいざなう羊皮紙のミクロコスモス、写本の文化誌。オックスフォード大学ボドリアン図書館所蔵の写本を中心に、貴重なカラー図版を79点収録。

目次

1 紙と羊皮紙
2 インクと文字
3 彩飾と装丁

出版社・メーカーコメント

中世写本の制作にまつわる実践的技法の数々を、著者の豊かな経験にもとづく解説と美しいカラー図版を対照しながら、楽しく理解する一冊

著者紹介

デ・ハメル,クリストファー (デハメル,クリストファー)   de Hamel,Christopher
中世写本の第一人者。オックスフォード大学で博士号を取得、サザビーズで中世写本部門の責任者を25年間務めた。2000年よりケンブリッジ大学コーパス・クリスティ・カレッジのパーカー図書館特別研究員に着任、2019年に退職後、現在は同カレッジの終身研究員。『世界で最も美しい12の写本』は「ウルフソン歴史賞」と「ダフ・クーパー賞」をダブル受賞した
加藤 磨珠枝 (カトウ マスエ)  
美術史家、立教大学文学部キリスト教学科教授。ローマ大学大学院に留学後、2000年に東京藝術大学美術研究科博士後期課程修了、博士(美術)
立石 光子 (タテイシ ミツコ)  
大阪外国語大学英語科卒、翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)