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著作権は文化を発展させるのか 人権と文化コモンズ

出版社名 人文書院
出版年月 2021年7月
ISBNコード 978-4-409-24139-4
4-409-24139-7
税込価格 3,520円
頁数・縦 302P 20cm

商品内容

要旨

複雑になるだけの著作権は本当に文化のためになっているのか?それはユーザーの権利を阻害していないだろうか?本書はこうした観点から、権利論とコモンズ論を基軸に人文社会、自然科学の知見を幅広く援用し、そもそも文化とは何かまで根底的に問い直す。ユーザーの人権という視点から、数百年に及ぶ著作権のパラダイム転換を提案する意欲作。

目次

第1部 作者とユーザーの人権(著作権の人権論
障害者アートをめぐって
ユーザーの人権
作品が身体化する)
第2部 「文化」とは何か(「文化」概念の変遷
日本の「文化」概念の現在地)
第3部 文化のコモンズへ(文化コモンズを考える
「海賊版」からオープンアクセスへ
「文化の発展」のために)

著者紹介

山田 奨治 (ヤマダ ショウジ)  
1963年生。現在、国際日本文化研究センター教授、総合研究大学院大学教授。京都大学博士(工学)。専門は情報学、文化交流史。筑波大学大学院修士課程医科学研究科修了後、(株)日本アイ・ビー・エム、筑波技術短期大学助手などを経て現職。ケンブリッジ大学ウォルフソン・カレッジ、フランス国立社会科学高等研究院、ハーバード大学ライシャワー研究所で客員研究員等を歴任。『東京ブギウギと鈴木大拙』で第31回ヨゼフ・ロゲンドルフ賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)