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物語パリの歴史 「芸術と文化の都」の2000年

中公新書 2658

出版社名 中央公論新社
出版年月 2021年8月
ISBNコード 978-4-12-102658-3
4-12-102658-6
税込価格 990円
頁数・縦 266P 18cm

商品内容

要旨

古代ローマのカエサルのガリア遠征に始まり、フランク王国、ペストの流行、百年戦争、ルネサンス、絶対王政、フランス革命など、常に世界史の中心に位置してきたパリ。「芸術と文化の都」として、世界で最も多くの旅行者を惹きつけている。その尽きせぬ魅力の源は何か。歴史を彩る王たち、たび重なる戦争と疫病の危機、そして文学や思想、芸術、建築…。フランス史の達人とともに訪ねる二〇〇〇年の歴史の旅。

目次

パリのエコロジーと歴史の始まり
キリスト教とパリ
王権のもとで学術文化の都となる中世パリ
職人・商人文化の発展と中世末の暗転
ルネサンスとパリ―王都から王国の首都へ
一七・一八世紀パリの文化的発展と王権
文化革命としてのフランス革命
ロマン主義以降の芸術文化と新たなパリの中心性
パリ大改造序曲―啓蒙のアーバニズムからランビュトーの美化政策まで
ナポレオン三世と県知事オスマンによる大改造
モードと食と「コンヴィヴィアリテ」
芸術文化を押し上げる力―私と公の両面の作用

出版社・メーカーコメント

古代ローマのカエサルのガリア遠征に始まり、百年戦争、ルネサンス、絶対王政、フランス革命など、常に世界史の主要な舞台として繁栄してきたパリ。「芸術文化の都」として、一億人にものぼるという、世界で最も多くの旅行者を惹きつける魅力はどのように形成されたのか。歴史を彩る王たち、たび重なる戦争と疫病の危機、そして文学や思想、芸術、建築……。フランス史の碩学とともに訪ねる二〇〇〇年の歴史の旅。

著者紹介

福井 憲彦 (フクイ ノリヒコ)  
1946年(昭和21年)、東京都に生まれる。東京大学文学部西洋史学科卒業、同大学大学院人文科学研究科博士課程中退。東京大学助手、東京経済大学助教授、学習院大学教授・学長などを歴任。学習院大学名誉教授、日仏会館名誉理事長。専門はフランスを中心とした西洋近現代史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)