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目の見えない白鳥さんとアートを見にいく

出版社名 集英社インターナショナル
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-7976-7399-9
4-7976-7399-0
税込価格 2,310円
頁数・縦 335P 19cm

商品内容

文学賞情報

2022年 第5回 ノンフィクション本大賞受賞

要旨

一緒に見る、その先に見えてきた世界とは―。

目次

そこに美術館があったから
マッサージ屋とレオナルド・ダ・ヴィンチの意外な共通点
宇宙の星だって抗えないもの
ビルと飛行機、どこでもない風景
湖に見える原っぱってなんだ
鬼の目に涙は光る
荒野をゆく人々
読み返すことのない日記
みんなどこへ行った?
自宅発、オルセー美術館ゆき
ただ夢を見るために
白い鳥がいる湖

出版社・メーカーコメント

「2022年Yahoo!ニュース|本屋大賞ノンフィクション本大賞」受賞!書店員が選ぶ、いちばん読んでほしいノンフィクションに。発売直後から、数々の反響、すばらしいご感想が寄せられた本書です。「目の見えない人とアートを見る?」タイトルへの素朴な疑問は、驚きとともに解消されます。白鳥建二さんと現代アートや仏像を鑑賞すると、現れるのはこれまで見えていなかった世界。「白鳥さんと作品を見るとほんとに楽しいよ!」という著者の友人マイティの一言で、「全盲の美術鑑賞者」とアートを巡るユニークな旅は始まりました。視覚の不思議、アートの意味、生きること、障害を持つこと......などが白鳥さんや友人たちとの会話から浮かび上がってきます。そこに白鳥さんの人生、美術鑑賞をする理由などが織り込まれて──。軽やかで明るい筆致の文章で、美術館巡りの追体験を楽しみながら、社会を考え、人間を考え、自分自身を見つめ直すことができる、まったく新しいノンフィクションです。開高健ノンフィクション賞受賞後第一作!岸田奈美さん(作家)推薦!誰かとわかりあえない寂しさを、幸福な余白に変えてくれる本でした。本書掲載作品:ピエール・ボナール、パブロ・ピカソ、クリスチャン・ボルタンスキー、興福寺の仏像、風間サチコ、大竹伸朗、マリーナ・アブラモヴィッチの《夢の家》、Q&XL(NPO法人スィング、ヂョン・ヨンドゥの作品など。・カラー作品画像多数掲載!・カバー裏面に仕掛けあり!川内有緒(かわうちありお)ノンフィクション作家。1972年東京都生まれ。映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりとその道を断念。大学卒業後行き当たりばったりに渡米。中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学で中南米地域研究学修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。『バウルを探して地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で、新田次郎文学賞を、『空をゆく巨人』(集英社)で開高健ノンフィクション賞を受賞。

著者紹介

川内 有緒 (カワウチ アリオ)  
ノンフィクション作家。1972年東京都生まれ。映画監督を目指して日本大学芸術学部へ進学したものの、あっさりとその道を断念。大学卒業後、行き当たりばったりに渡米。中南米のカルチャーに魅せられ、米国ジョージタウン大学で中南米地域研究学修士号を取得。米国企業、日本のシンクタンク、仏のユネスコ本部などに勤務し、国際協力分野で12年間働く。2010年以降は東京を拠点に評伝、旅行記、エッセイなどの執筆を行う。『バウルを探して 地球の片隅に伝わる秘密の歌』(幻冬舎)で新田次郎文学賞を、『空をゆく巨人』(集英社)で開高健ノンフィクション賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)