• 本

君の顔では泣けない

出版社名 KADOKAWA
出版年月 2021年9月
ISBNコード 978-4-04-111796-5
4-04-111796-8
税込価格 1,760円
頁数・縦 253P 19cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • また入れ替わっちゃうやつ?と侮るなかれ

    ま、入れ替わるんですけど。
    しかも、今までまったく接点のないただのクラスメイトの男女が、
    体育の時間にプールに落ちて。
    今まで親友だった男子から、女子になった後に告白されてしまったり、
    性別が違うとこんなに大変なんだな〜とか、先生からのセクハラとかいろいろ。
    泣けるし笑えるし、ドキドキワクワクの一気読みでした。
    読んだ後、大学生の娘にプレゼントしました。

    (2022年2月21日)

商品内容

要旨

高校1年の坂平陸は、プールに一緒に落ちたことがきっかけで同級生の水村まなみと体が入れ替わってしまう。いつか元に戻ると信じ、入れ替わったことは二人だけの秘密にすると決めた陸だったが、“坂平陸”としてそつなく生きるまなみとは異なり、うまく“水村まなみ”になりきれず戸惑ううちに時が流れていく。もう元には戻れないのだろうか。男として生きることを諦め、新たな人生を歩み出すべきか―。迷いを抱えながら、陸は高校卒業と上京、結婚、水村まなみとして人生の転機を経験していくことになる。

出版社・メーカーコメント

圧倒的リアリティで「入れ替わり」を描く小説野性時代新人賞受賞作!高1の夏、陸とまなみの身体は入れ替わった。突然与えられた性別、家族、人間関係。元に戻れるときを待ち続けるより、自分のものとして新たな人生に踏み出すべきか――。数奇な運命を共有する男女の15年の物語。

著者紹介

君嶋 彼方 (キミジマ カナタ)  
1989年生まれ。東京都出身。「水平線は回転する」が2021年、第12回小説野性時代新人賞を受賞。同作を改題した『君の顔では泣けない』でデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)