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複素数のつくりかた 代数の考え方で演算を組み立てる

出版社名 オーム社
出版年月 2021年11月
ISBNコード 978-4-274-22771-4
4-274-22771-5
税込価格 2,200円
頁数・縦 196P 21cm

商品内容

要旨

本書は、虚数、複素数をテーマにした入門書です。複素数は、電気・電子工学の回路解析、機械工学・ロボット工学の制御理論、土木・建築系の震動解析など、工学分野でも頻繁に用いられるため、その理解は欠かせません。そこで本書では、「複素数が本当にあるのか?」をテーマに据えて、複素数のはたらき(機能)をもつ数の体系をつくって示します。数学的な面白さを伝えつつ、本格的な数学書や工学書を読み進めるための手助けとなる一冊です。

目次

1 虚数の登場―まずは慣れよう!(2次方程式の解の公式
実数と虚数―2乗したら−1になる数を考える
複素数の計算)
2 もっと知りたい複素数(2次方程式の解の公式ふたたび
サイン・コサイン―三角比と三角関数
複素数平面―複素数を幾何学的にとらえる)
3 複素数は役に立つ―「存在」の「状況証拠」(複素数のべき乗とべき根
数列と複素数
3次方程式の解の公式と複素数)
4 複素数のつくりかた:予告篇―目指すべき新世界(「i」と「−i」のパラレルワールド
多項式とその演算
多項式の計算と複素数の計算の奇妙な符合)
5 複素数のつくりかた:完結篇―合同式をテコにして(「5=0」となる世界のつくりかた
「X2+1=0」となる世界のつくりかた―複素数体の誕生
複素共役と対称性)

出版社・メーカーコメント

複素数ってホントにあるの? 代数学の考え方で複素数の演算を組みてる!本書は、虚数、複素数をテーマにした入門書です。複素数は、電気・電子工学の回路解析、機械工学・ロボット工学の制御理論、土木・建築系の震動解析など、工学分野でも頻繁に用いられるため、その理解は欠かせません。そこで本書では、「複素数が本当にあるのか?」をテーマに据えて、複素数のはたらき(機能)を持つ数の体系を作って示します。数学的な面白さを伝えつつ、本格的な数学書や工学書を読み進めるための手助けとなる一冊です。

著者紹介

海老原 円 (エビハラ マドカ)  
1962年東京生まれ。1985年東京大学理学部数学科卒業、同大学院を経て1989年学習院大学助手。現在埼玉大学大学院理工学研究科准教授。博士(理学)東京大学。専門は代数幾何学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)